注文住宅は人生の中で大きな買い物です。
自分の思い描いた家の見積もりを貰うと、『え!、こんなに高いの』って思いませんでしたか?
見積もりを見たら事前に考えていたよりも高くなってしまい、意気消沈してしまうのではないかと思います。
でも理想のマイホームは諦めたくないと思っている方は、費用が高くなるところが分かっていれば、満足度を下げないで理想のマイホームが出来上がります。
私もコストダウンするのに以下のポイントを見直すことで数百万円単位のコストダウンができました。
コストダウンのポイント
- 住宅メーカー
- 間取り
- 設備
- 外構
4つのポイントを見直すことで、住宅のコストダウンを図りました。
ポイントを抑えてコストダウンしましょう
一番大きなポイントは住宅会社をどこを選ぶかです。
ぜひ皆さんも、ポイントを抑えてコストダウンして費用の見直ししてみてください。
住宅メーカーを考える
住宅メーカーの選択は注文住宅の総額を決める上で、最も大きな要素です。
大手のハウスメーカーで検討中ではありませんか?
大手ハウスメーカーは経営基盤がしっかりした大企業であり、全国的に住宅の数が非常に多いです。
さらに、デザイナーやプランナー、インテリアデザイナーなど建築に携わる方も多く、新築にかかる様々な相談や、手続きの代行も引き受けてくれたりします。そのため、家づくりの費用もアップしてしまいます。
大手のハウスメーカーは坪単価も高く、そのため当然ながら総額が高くなりがちです。
- 大手ハウスメーカーからローコストメーカーへの変更
- 坪単価の低いハウスメーカーに変更する
坪単価の低いハウスメーカーに変えるだけで大きなコストダウンが可能です。
あなたの理想とするマイホームは
大手のハスメーカーでないと建てられないですか?
大手のハウスメーカーを選ぶ理由は、安心感、信頼感で選んでいるのではないかと思います。
一生に一度の買い物だし、品質も性能も高い家にしたいですよね。
大手ハウスメーカーの品質
大手のハウスメーカーで有れば、工場で完成しているパーツを現場で組み立てる事が多いので、現場による施工精度のばらつきは少なくなります。そのため、品質のばらつきも小さくなり、欠陥住宅や手抜き工事が起こりにくい仕組みづくりがなされています。
大手ハウスメーカーの保証
住宅は長く住むものなので、長期間の保証についても気になりますよね。
大手ハウスメーカーは20年保証、30年保証など、ハウスメーカーによっては法的な義務以上の保証期間を設けている場合もあります。
大手ハウスメーカーの性能
大手ハウスメーカーは高い住宅性能をアピールしています。耐震性であったり、省エネ性であったり、耐久性などが住宅性能としてアピールされています。
大手ハウスメーカーの耐震性
大手のハウスメーカーはほとんどが、鉄骨造の家を商品としてラインナップしており、鉄骨の強さを生かして、高い耐震性をアピールしています。
耐震性が高いと、大地震での住宅の倒壊リスクの減少であったり、柱を少なくした広い住空間が得られます。
30畳の大きなLDKでは鉄骨造にするか、住友林業のような木造でも太い柱を使った構造が必要になります。
高い耐震性で、大きな広い部屋を確保できるのが、大手ハウスメーカーで立てる事が出来るメリットです。
理想のマイホームが建つのであれば、ハウスメーカーは坪単価が低いメーカーでもいいですよね!
ローコストメーカーのイメージといえば、
「品質や性能に問題があるんじゃ…。」
「何か欠陥が多いんじゃないのか」
「安っぽくなりそう」
といったイメージを真っ先に考えてしまう方が多いのではないでしょうか?
ローコストメーカーは品質や性能に問題があるのか?
ローコストメーカーだからといって、「品質や性能に問題がある」「欠陥が多い」というわけではありません。
ローコストメーカーの住宅は、建材や設備があらかじめ決まっており建築コストを下げているのと、建築工期の短縮などで人件費を削減する事で、ローコストを維持しています。
ただし、ローコストメーカーの住宅だからといって欠陥住宅であるわけではありません。
建築基準法に基づく住宅であるため「欠陥がある」や「強度が異常である」事はありません。
意識すべきは、求める住宅に必要な性能があるかですので、ぜひ性能面で自分の要求が満たせているのかも検討してください。
家の性能についてはこちらを参考にしてください。
リンク:家の性能ってなに?
性能で考えると、大手のハウスメーカーだからといって、全ての性能が高いわけではありません。
耐震性が高いメーカーのほとんどが採用しているのが、鉄骨構造の住宅ですが、鉄骨構造だと木造よりも高断熱、高気密住宅にはできないので、どのような性能をどの程度必要なのかによって、ハウスメーカーの選択をする必要があります。
家の構造についてメリットとデメリットは下記リンクを参考にしてください。
リンク:家の構造は何にする?
ローコストメーカーは「安っぽい」
「安っぽくなりそう」については、大手のハウスメーカーのようにインテリアコーディネーターから家の内装についてのアドバイスをもらえたりはしないので、自分でどのようにしたいかをしっかり持つことで解消できるのではないかと思います。
ローコストにすることで住宅の設備に費用をかけることができるようになるので、例えば、キッチンのランクをあげることや、装飾壁を追加することや、照明をデザイン性のあるものを選ぶことで、「安っぽさ」は解消できますね。
それでもやっぱりローコストメーカーには不安がある方は、
記事:ローコストメーカーのメリットと注意点を参考にしてくださいね。
間取りでコストダウン
間取りのコストダウンのポイントは
- 床面積を減らす
- 家の凹凸を減らす
- 総2階建てにする
- 水回りは近くに配置する
ポイントを押さえることでコストダウンが図れるので検討してみてください。
床面積を減らす
住宅の見積もりをする上で、床面積は大きな要素になります。床面積が小さくなると、それだけ、家の構造部材や、屋根、外壁、基礎などの部材の量も少なくなるので、建築費用のコストダウンが可能です。
例えば、廊下を減らす
廊下は部屋と部屋を繋ぐものですので、滞在する時間が少なくても良いので、廊下の面積を減らすことは、住環境を損なわず床面積を減らすための手段となります。
例えば、部屋を小さくする
部屋の大きさを少し小さくする事ができれば、床面積を減らす事ができます。子供部屋は6畳から5畳へ、寝室は8畳から7畳にする事で少しづつ小さくなり、床面積を減らす事ができます。
例えば、LDKでキッチンの配置を変える
キッチンは対面式よりも壁づけにする事で、小さいスペースも活用することができるようになります。
壁付けのキッチンでは作業するスペースとダイキングスペースの共有が出来るので、キッチンスペースが小さくする事ができます。
家の凹凸を減らす
間取り図を見た時に、凸凹の多い間取りになっていませんか?
凸凹が多いと、外壁の必要量が多くなるため、費用が高くなります。
間取りは四角にする事で、外壁の面積が減らせるので、コストダウンが出来るかと思います。
総2階建ては効率が良い
総2階建てとは、1階と2階の形が同じ住宅を指しています。
総2階建にすると、屋根の面積や、基礎の面積を小さくできるので、コストダウンする事が出来ます。
総2階建ては家が四角になるので、見た目の好みもあると思います。好きな方は四角い形の家は、外壁材をガルバリウムにするとマッチすると思います。
水回りの位置は近くに
水回りは、キッチン、トイレ、お風呂、洗面台などがあります。
これらは、水道、下水の配管が必要になるので、近くにまとめる事でコストダウンできます。
2階にトイレがある場合には、真下に1階の水周りにする事も忘れないようにして下さいね。
和室は作らない
和室は多目的スペースとして作られる事が多いですが、畳や障子などはメンテナンス費用もかかります。リビングの一角に畳スペースを作るのも一つだと思います。
設備でコストダウン
設備のコストダウンのポイントは
- 窓を減らす
- 建具を減らす
- 施主支給する
設備では3つのポイントに注目してコストを減らしましょう
窓は少ない方いい
窓の数を少なくするとコストが下がります。壁を作るより、窓にする方が費用がかかるからです。
必要のない窓はつけない方が費用を減らすことができます。
窓を減らすことのメリットはコスト以外にも
などあります。
窓がないと閉塞感を感じますが、ありすぎるとデメリットもありますので、バランスよく配置が必要ですね。
例えば、お風呂の窓を無くす
お風呂場の窓は必要でしょうか?
窓が無いと、汚れを掃除しやすくなります。
建具を減らす
部屋を区切るのに、壁やドアをつけますが、建具が多くなるとその分費用が大きくなります。
例えば、ドアを減らす
寝室のクローゼットのドアを外して、ウォークインクローゼットにすることでドアの数を減らす事ができます。
例えば間仕切りを減らす
書斎で一部屋作るのではなく、リビングにスタディスペースを造る事で、間仕切りを減らす事が出来、さらに書斎分の面積も減らす事が出来ます。
例えば、子供部屋の仕切り壁をなくす
仕切りを減らしてオープンな間取りにすることで、壁の設置費用を下げることができます。
設備を施主支給する
住宅には様々な設備があります。
その設備を施主支給することでコストを削減する事ができます。
外構は別にする
住宅メーカーでは外構工事も含めた提案をいただけます。住宅メーカーに外構工事を頼むと家の雰囲気に合わせた外構提案をいただけますが、外構工事を行うのは住宅メーカーである場合は少ないので別途経費が発生します。
そのため、外構工事は専門の外構業者に依頼することでコストダウンが可能になります。
まとめ
注文住宅のコストダウンのポイントを4つに注目することで、コストダウンが出来るのではないかと思います。
- 住宅会社を検討
- 坪単価の低いメーカーで再検討
- 間取りを検討
- 床面積を減らす
- 家の凹凸を減らす
- 総二階建てにする
- 水回りを近づける
- 設備を検討
- 窓を減らす
- 建具を減らす
- 施主支給する
- 外構を相見積もり
ぜひ、コストダウンにチャレンジしてみてください。
住宅会社選びがコストダウンの最も重要なポイントです。
予算に不安があり、コストダウンをしたい方は
LIFULL HOME’S 住まいの窓口へ相談をオススメします。